
紀元前600年頃、女流詩人サッフォーは、バラを「花の女王」と詠っています。なかでもダマスクローズは「バラの女王」と呼ばれています。そう呼ばれるのは、世界中に2万種類以上あるバラの中で、最も香り高く、最高級とされているのがダマスクローズだからなのです。
ダマスクローズの収穫時期は5月下旬から6月上旬にかけて。1年のうち、たった20日間程度のわずかな開花時期のために、人々は丹精を込めて育てます。しかも、収穫できるのは早朝5時ごろから日が昇るまでのわずかな時間。あたたかくなると、花が開き、内に閉じ込めていた香気成分が外へ逃げてしまうからです。
その収穫されたダマスクローズは、すぐに蒸溜所へ運ばれ、ローズオイルに変身します。このローズオイルはなんと約2,600本のダマスクローズから、わずか1gしかとれません。そのため貴重で、大変高価なものと評価されています。
