香りの文化・歴史 -香りの力を徹底研究-

目に見えなくても、常に生活の中で私たちの身近にある香り。古くから様々なエピソードとして残っており、伝えられています。また、バラの香りに魅了された歴史上の人物も多く、数あるエピソードの中から有名なものをご紹介します。

古代エジプトのエピソード紀元前3000年頃から紀元前30年頃まで

バラの香りに魅了された歴史上の人物:クレオパトラ

紀元前48年、クレオパトラはカエサルにエジプトの統治をゆだねられました。それは、クレオパトラがバラの花びらを寝室に撒いて、彼を誘惑して手にした地位だったそう。なんと、膝の高さまで花びらを敷いたという伝説が残っています。

ミイラとアロマオイルの関係

一見、ミイラと香りは無関係のように思えますが、実は、古代エジプトでは、優れた殺菌作用をもつ「ミルラ(没薬)」と呼ばれる精油が、ミイラを作るときに使用されていたのです。これが「ミイラ」の語源となっているのです。

クレオパトラ

古代ローマのエピソード紀元前3000年頃から紀元前30年頃まで

バラの香りに魅了された歴史上の人物:皇帝ネロ

西暦紀元後、強大となったローマで、皇帝たちは贅沢の極みをつくしていましたが、特に、皇帝ネロのバラへの執着はすごいものでした。
晩餐会では、部屋をバラの花で埋め尽くし、天井からバラの花びらを土砂降りの雨のように降らせたり、バラの香りをつけた水をテーブルに降り注がせたそうです。その重みで来客が窒息したという話まで残されています。また、ぶどう酒にはバラの香りをつけて、贅沢に振るまったのだとか。 さらに当時は、食前と食後には入浴をするという習慣があったので、湯の中にたくさんのバラ水をいれ、湯上りにはローズオイルを体に塗らせたとまでいわれています。そのため、膨大なお金が動いていたことは想像ができますね。

皇帝ネロ

イエス・キリストに関連したエピソード紀元前4年頃 - 紀元後28年頃

ヨーロッパでクリスマスプレゼントの定番が香水なワケ

香りに関するキリストの生誕にちなんだ逸話が残っています。キリスト生誕時、3人の賢者が星に導かれてやってきて、幼いキリストに乳香や没薬などの香料を捧げたそうです。そのため、現在もヨーロッパで定番のクリスマスプレゼントは香水なのだそうです。

香水

日本の奈良時代におけるエピソード710年~794年まで

日本の香りの取り入れ方の歴史

奈良時代では仏への供え物だった香りですが、平安時代になると、生活環境を整えたり、身だしなみとして活用するようになりました。室内・髪などに香りを焚きこんで取り入れていたようです。人の香りを覚えることは、教養のひとつとされていました。また、オリジナルの香りの優劣を競うゲームも行われ、これが後の香道に発展したともいわれています。このように、日本も古くから香りと深く関わり、たしなんでいたことがうかがい知れます。

お香

このように歴史上、人間と深くつながってきた香り。では今、世界各国ではどのようにかかわっているのでしょうか?次のページへどうぞ!

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