
哲学者アリストテレスは「においは不明確な感情を引き起こす」といい、「良いにおいの物は体に良く、悪いにおいの物は体に悪い」という見解を残しています。
皆さんは「いいにおい」「そうでないにおい」が体に及ぼす影響について考えたことはありますか?
ここではまず「香りって心や体にどんな影響を及ぼしているんだろう?」という視点から、香りのヒミツに迫ります。
脳の中でも、動物的な本能・喜怒哀楽を支配しているのが「大脳辺縁系」です。記憶を司る「海馬(かいば)」もここに含まれます。
嗅覚からの情報は、その大脳辺縁系に直行するのです。
また、「におう」という感覚だけでなく、体の中で電気信号となり、視床下部(身体の生理機能をコントロールする部分)から自律神経系・免疫系・ホルモン系の働きを調整するなど、心身へ影響を与えます。
このように直接脳に伝達され、心身にはたらきかける香り。
「すぐリフレッシュしたい!」というときにおすすめです。
正常にはたらく脳は、心と体に正しい指令を発信し、心も体も健やかな状態を保てます。しかし、脳が疲労すると肥満、肌荒れ、うつなどの不調の兆候が現れます。
過剰なストレスのかかった脳のはたらきはバランスを崩し、脳の理性を司る部分と本能を感じる脳の間での情報伝達が適切に行われなくなります。
これが「脳の疲労」です。この状態に陥ると、体の指令も乱れ、トラブルが発生します。
そこで、本能を感じる脳に直接はたらきかける香りを生活に取り入れる方法として、アロマテラピーや香水など、さまざまなものがあります。

